【インタビュー】アニメルック3Dキャラのヘアスタイル制作動画で話題! 3Dモデラー"腱鞘炎と戦うデザイナー"氏
当時から「いかにして動画時間を短くまとめるか」を模索していたんです。まず、自作したマウスとキーボードの入力があるときだけビープ音を鳴らすツールを起動した状態で画面録画をします。そして、それをPremiere Proで編集するときに、無音部分を検出して自動でカットするアプリを通します。そうすると無駄な部分が自動で省けるんです。そうやって動画をつくっていました。
ZBrushのUndo Historyを録画することで、メッシュがひとりでに変形する動画がつくれるという機能から着想を得て、現在のような形に落ち着きました。
Mayaにはそんな便利な機能はないので、まずは完成したモデルを、トポロジーが変化しないように一手ずつ、頂点を重ねては複製するを繰り返して、プリミティブまで戻したらブレンドシェイプ(シェイプキー)で繋げて、一定の間隔で切り替えるようにキーを打っています。
教材というよりは一つの作品として作っている
https://x.com/kensyouen_Y/status/1664571303951757313
数週間、数ヶ月かけてつくった3Dモデルを公開だけして終わってしまうのはもったいないので、「WIP」を「WIP」以上にするために生まれたのがこうした動画
3Dモデラーは2Dの絵師さんたちとちがって、ひとつの作品にかかる物理的な労力が多い傾向にある
数週間、数ヶ月かけてつくった3Dモデルを公開だけして終わってしまうのはもったいない
一種のビジュアライゼーション作品
腱鞘炎と戦うデザイナー
https://cgworld.jp/flashnews/202406-kensyouen.html
https://www.youtube.com/watch?v=4bWhzdTMAkE
アウトラインの表現方法はFreestyleを使っています。以前はSolidify(ソリッド化)モディファイアーを使っていて、より複雑な設定ができるFreestyleに最近変更したんです。ただ、レンダリングしないと結果がわからない部分があるので、今はグリースペンシルやPSOFT Pencil+ 4 Line for Blenderを使うことも検討中です。
インタビュー